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2023.04.06
ほんわか写真館2023.04.04
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少し間があきましたが、認知症と音楽その3です。
音楽が私たちの生活というか、人生そのものに深く繋がっていることは前回に書きました。
母親のおなかの中にいるときから音楽が胎児に響いていることは
科学的にも証明されています。
そして、子どものころは、子ども向けの歌が脳の深くに刻まれていきます。
子どものころは体験するすべてのものが、新鮮で強烈です。
そのため、記憶中枢にしっかりと刻まれやすい、「忘れられぬ曲(歌)」となっていきます。
ですから、認知症になっても、高齢者になっても、童謡などの子どもの頃の歌は唄えるのです。
そして大人になるにつれ、音楽の嗜好は人それぞれのものになっていきます。
ポップスが好きな人、ロックが好きな人、演歌が好きな人、
クラシックが好きな人、ジャズが好きな人等々、
個々の趣味嗜好で好みの音楽が変化し、その人の生活に繋がっていきます。
当然認知症になられて人にも、
それぞれなりに自分の人生に関わり深い音楽があります。
そしてその音楽がなぜ認知症の人にとって大切なのか。
それは、どのようなジャンルにしろ、
その人にとっては、心のリラクゼーションに繋がるものだからです。
例えば、アメリカの映画やドラマでちょくちょく見かけるシーンで、
音楽を聴きながら、同時にガムを噛みながら、仕事や勉強を行っているシーンがあります。
日本人からすれば、まじめに仕事をしろ!と思いがちですが、
実は音楽聞きながらの仕事は理にかなっているのです。
理路整然とした仕事を行うには、集中がいいかもしれません。
しかし、アイデアのひらめきや、思考展開は、
心がリラックスしているときの方が、はるかに生まれやすいのです。
これも脳科学的に実証されているのものなのです。
(つづく)
2023.04.04
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