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「2019年01月」で記事を検索しました。

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2019.01.31

認知症の教室(一般市民用)
一般の方・専門職初心者向け「もの忘れについて」⑤ ~記憶の断片~ センター長の石川です。 最近、人の名前が出てこないとか、すぐに物の名前が思い浮かばないとか、もの忘れが気になることは多かれ少なかれあるという人がおられるのではないでしょうか。 もの忘れと言っても、単なる年相応のもの忘れと、認知症になるかもしれないもの忘れと、実際に「病気」としてのもの忘れとでは異なるのです。 それをわかりやすく、ジグソーパズルの写真で説明してみます。 例えば、下の写真のように一部だけが欠けていても、私たちは、全体的に何の絵なのか理解できますし、欠けた部分が新郎の顔のパーツであったり、猫のパーツであったりと言うことがわかります。 新郎の顔と青空をはめ込めばよいと言うことがわかります。~知育玩具・知育教材HPより~ 認知機能の低下がなければ、断片的に記憶を忘れても、全体像が分かっているので生活に支障はなく、欠けた部分も大体想像がつきます。~知育玩具・知育教材HPより~ 時たまこのように一部のパーツ(記憶の断片)が見当たらなくなる(思い出せなくなる)ことはあっても、いずれは思い出せますし、全体像が理解できないことはありません。全体像が把握できるということは、生活においては支障がないということです。 しかし、ひとたび認知機能の低下が始まると、全体的に霧がかかったようになり、例えば新郎の姿自体が明確ではなくなりますし、猫のパズルも全体がわからなくなり、少女の姿も、さらに欠けている部分もなんなのかがわからなくなってしまいます。 認知期のが低下すると、全体に霧がかかったような状況になり、人物像もあやふやとなり、欠けた部分がなんであるのかもわからなくなる。 認知機能が低下すると、全体像が分からなくなるし、目の前の空白が恐怖になります。 認知症でない人の場合、欠けたパーツがあっても、パズルの全体像がぼやけることはないのですが、認知症になると、欠損する記憶だけでなく、全体像も霧がかかったようになり、確かに見えていたものが不確かなものに見えてしまうのです。 次回もジグソーパズルを使って説明します。
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2019.01.30

トピックス
世界が広がる・探求心を楽しみまよう! 認知症ケアの初心者でも、ベテランの人でもどんどんやって欲しいことがあります。 それは探求心を持つということです。 どんなことでも構いません。探求心をもつだけで、世界はずっと広くなるのです。 例えば、先日「ポンポン山」に登った話を書きましたが、「ポンポン山」って変な名前ですよね。 そこでほかにも同様な名前の山がないか調べてみました。 ありました!埼玉県になんと標高38メートルという低い山ですが、同名の山があったのです。 「日本珍スポット100景」より では、そもそも「ポンポン」とはどういう意味なのか?どちらの山も足を踏み鳴らすとポンポンという音がするからという俗説です。 さらに幼児にはお腹のことを「ぽんぽん」と言いますし、チアガールが持っているものも「ポンポン」ですね。玉房状の飾りも「ぽんぽん」と言いますね。必ずしも、擬音とも言い切れません。 前に余計なものを付けたら、「すっぽんぽん」にもなり、後ろのぽんを取れば、「すっぽん」になります。 ではでは、そもそも「ポン」とはどういう意味なのでしょうか? これも調べてみました。ポルトガル語で「一番」とか「先に」或いは、パンの意味もあるそうですが、「先に」で繋がったのが、「京都先斗町」のポンですね。 京都と大阪の府境にあるポンポン山のポンは、もしかしたらポルトガル語である可能性も出てきました。 公式HPより さらに「ポン」はアイヌ語で「小さい」、フランス語では「橋」というそうです。 そしてなんと、愛媛県東中予の方言では、ぽんは「糞」という意味だそうです。 と言うことは、同じ愛媛県産の「ポンジュース」は「糞ジュース」なのか!??   いえいえ、販売元のえひめ飲料によると、ニッポンのポンを取って、「ポンジュース」と言うのだそうです。       「味ポン」のポンは、オランダ語で柑橘の果汁という意味だそうです。   色々なことがわかりますね。麻雀にも「ポン」が出てきます。 公式HPより 一本は、イッポン 二本は、ニホン でも日本は、ニッポンとも。 三本は、サンボン 四、五、七がホンで 六はポン 八はホンともポンとも ツが付くかつかないかですかね。なかなか面白いですね。           そもそも「日本」は「ニッポン」とも読むように、「ポン」となじみの深い国と言うことになりますね。 「にっぽん丸」Twitterより このようにちょっとした探求心を持つことで、雑学であっても知識や世界は広がっていきます。ケアの世界でも探求心をどんどん持つことは、閉塞感からの脱出にもつながります。 なんで?どうして?どのような意味がある?などと考え、調べていくことを身に着けていきましょう。 目の前の壁は低くなり、世界は必ず広がります。
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2019.01.23

トピックス
リボンカフェ「カーリンコンゲーム」で楽しむ! センター長の石川です。 本日は、アーバンケア島之内のリボンカフェにて「カーリンコンゲーム」を楽しみました。 ほとんどの皆さんがカーリンコンは初体験。 職員も入ってグループ総当たり戦で実施したのですが、皆さん大興奮でした。 めっちゃ楽しかった、と、大好評。 もちろん職員もめっちゃ楽しんでました。 そこでわかったのは、職員のほうがへたくそだということです(笑) ところで、カーリンコンとはなんぞや? と、思う人がいるかもしれません。 今やアーバンケア周辺の地域では、地域住民によって大会が開かれているほどの人気ゲームです。 ですので、今後は地域の方との交流も多くなるゲームでしょう。 それでは説明になりませんね。 一言でいうと、マーカーめがけてディスクを投げ、一番近くのマーカーにディスクを置いたチームが勝ちになるのですが、やることは簡単ですが、結構複雑なところや作戦も必要になる奥の深いゲームです。 皆さんも一度やってみれば、興奮すること間違いなしです(笑) 当然、認知症予防にも役立ちます。 25日には、アーバンチャイルドこども園にて、英田南地区の方を対象に実施します。 これからも、カーリンコン熱を上げていきたいですね。
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2019.01.17

トピックス
認知症ケアネットワーク推進委員会1月の活動です センター長の石川です。 15日、毎月定例で実施されている英田地区認知症ケアネットワーク推進委員会が開催されました。 今回で44回目の委員会になります。 今回のメインテーマは2月と3月に実施される「ティータイム勉強会」の詳細決定でした。 「ティータイム勉強会」では、継続的に「健康寿命を延ばそう」をシリーズ化して行っていましたが、委員の皆様よりそれぞれに熱いご意見をいただく中で、やはり皆さん気になることとして、糖尿病についてもう一度取り上げてみてはどうかということになりました。 「ティータイム勉強会」の詳細については次回のブログで取り上げますが、 今回は、英田地区認知症ケアネットワーク推進委員のメンバー構成について簡単に説明します。 委員会は英田中学校区(英田北小学校区・英田南小学校区)での認知症の人や見守りが必要な人などを地域で支えるネットワークの網の目を細かくしていこうと、「自分力とお助け力で広くつながるまちづくり」目指して社会福祉法人由寿会が設置しました。 既に44回の委員会が開かれ、その間に多彩な取り組みがなされてきました。これまでの取り組みについては追々紹介しますが、今回話しあわれた「ティータイム勉強会」も、この委員会と由寿会が主催して行うものになっています。 委員構成は、河内医師会より2名の先生、東大阪市東歯科医師会、河内薬剤師会からの先生、東大阪市地域包括ケア課、東大阪市学校教育推進室、社会福祉協議会などの公的機関。そして英田北、南それぞれの地域を代表して2名ずつ、連合会長、校区福祉委員長が出席されています。さらに担当区域の地域包括支援センター、アーバンケア島之内も参加している多方面の方が参加している委員会となっています。
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2019.01.10

認知症の教室(専門職用)
認知症の教室・専門職向け3「私たち以上に困っているのは…」 認知症の教室⑨ 前回は認知症が、認知機能が低下している状況であるとわかっていても、目の前で起こっている私たちが困ってしまう認知症の人の行動に、私たちが翻弄されていると書きました。 日々ケアの現場は認知症の人への関りでは、あたふたして「大変!」という状況と言えます。それは在宅においても入所においても同じでしょう。 また、一言に認知症と言っても、一人ひとりみな違う状況の中でケアを実践していかなければなりません。認知症の人の行動はケア実践者にとって頭の痛い行動なのです。 みんなの介護より しかしここで忘れてはならないのは、私たちも困っているかもしれないけれど、認知症の人は私たち以上に困っている状況におられるということなのです。 様々なことが不確かになっていく中で、私たちのように動けず判断できず戸惑いと不安の中にいる認知症の人は、私たち以上に大変な状況で生活しているということを理解してください。   順次、認知症ケアにおける基本となる「パーソン・センタード・ケア」について説明しますが、その前に医学面からの視点を今一度押さえながら、現場の状況と併せ持ってお話ししていきたいと考えています。 (つづく)
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2019.01.05

認知症の教室(一般市民用)
一般の方・専門職初心者向け「もの忘れについて」④ ~周辺環境~ 認知症の教室8 年末年始を挟み、少し時間が空いてしまいました。 少し前回を振り返ってみると、 自らを認知症であるとカミングアウトした長谷川和夫先生の言葉として、「確かなことがなくなっていくような感覚」と認知症の症状について述べられています。 もの忘れが、確かなことを失わせ、不安感に繋がっていること、そしてその不安感をありのままに恐怖感として受け止めていく人と、自分自身をその恐怖心から護るために、不安感そのものを否定する人とに分かれていくようなところがあるのではないでしょうかという所まで説明しました。 ここで押さえておかなければならないのは、上記どちらの人の場合も、周辺環境が多大に影響するということです。 つまりもの忘れから生じてくる不安は、周囲のあらゆる環境(人や生活環境など本人を取り巻く全て)に影響され、その後の行動へと繋がっていくということなのです。 (詳しくは、「認知症のケアマネジメント」P72「中核症状とBPSD」長谷川洋先生記述分を参照されたい) 当然一人ひとり周辺環境は違いますし、本人のパーソナリティも違うので、BPSDの出現の仕方やその度合いも違ってきます。 では、周囲のあらゆる環境に影響されるとはどういうことなのでしょうか? ムンク「星月夜」casaより 人間は自分の意思で行動しますが、その行動の元になっているのが環境なのです。 例えば、今は寒さ厳しい冬ですが、皆さんが今、寒風吹く物陰にいて、見えているところに日の当たるあたたかい場所があったとしたら、心身とも冷え込む今の場所よりも、暖かい場所に行こうと判断して行動に移すでしょう。このように私たちの行動には、環境が大いに影響していると言えるのです。 人の場合も、あまりなじみでない人の中にいるよりは、なじみのある人の中に行きたいと判断して行動するのも同じことです。 ところが、行動したくても行動できなくて、ずっと寒風吹く物陰にいるとしたら、或いは嫌な人がいる中にずっといるとしたら、皆さんはどう思うでしょうか? ムンク「太陽」公式HPより 日差しのある暖かいところにいると、心も体も安穏としますが、ぶるぶる震えるような寒い場所ならば、きっと心も体も激しくいら立つでしょう。 BPSD(ケア側からすると認知症の人の行動にケア側が困った現象を意味し、認知症の人からすれば困惑混とんとした状況)は、このようにその人を取り巻くあらゆる環境によって出現状況が左右されるのです。   センター長 石川進 (つづく)
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 最近、人の名前が出てこないとか、すぐに物の名前が思い浮かばないとか、もの忘れが気になることは多かれ少なかれあるという人がおられるのではないでしょうか。 もの忘れと言っても、単なる年相応のもの忘れと、認知症になるかもしれないもの忘れと、実際に「病気」としてのもの忘れとでは異なるのです。 それをわかりやすく、ジグソーパズルの写真で説明してみます。 例えば、下の写真のように一部だけが欠けていても、私たちは、全体的に何の絵なのか理解できますし、欠けた部分が新郎の顔のパーツであったり、猫のパーツであったりと言うことがわかります。 [caption id="attachment_380" align="aligncenter" width="602"] 新郎の顔と青空をはめ込めばよいと言うことがわかります。~知育玩具・知育教材HPより~[/caption] [caption id="attachment_382" align="aligncenter" width="425"] 認知機能の低下がなければ、断片的に記憶を忘れても、全体像が分かっているので生活に支障はなく、欠けた部分も大体想像がつきます。~知育玩具・知育教材HPより~[/caption] 時たまこのように一部のパーツ(記憶の断片)が見当たらなくなる(思い出せなくなる)ことはあっても、いずれは思い出せますし、全体像が理解できないことはありません。全体像が把握できるということは、生活においては支障がないということです。 しかし、ひとたび認知機能の低下が始まると、全体的に霧がかかったようになり、例えば新郎の姿自体が明確ではなくなりますし、猫のパズルも全体がわからなくなり、少女の姿も、さらに欠けている部分もなんなのかがわからなくなってしまいます。 [caption id="attachment_381" align="aligncenter" width="602"] 認知期のが低下すると、全体に霧がかかったような状況になり、人物像もあやふやとなり、欠けた部分がなんであるのかもわからなくなる。[/caption] [caption id="attachment_383" align="aligncenter" width="249"] 認知機能が低下すると、全体像が分からなくなるし、目の前の空白が恐怖になります。[/caption] 認知症でない人の場合、欠けたパーツがあっても、パズルの全体像がぼやけることはないのですが、認知症になると、欠損する記憶だけでなく、全体像も霧がかかったようになり、確かに見えていたものが不確かなものに見えてしまうのです。 次回もジグソーパズルを使って説明します。
ブログ投稿画像 認知症ケアの初心者でも、ベテランの人でもどんどんやって欲しいことがあります。 それは探求心を持つということです。 どんなことでも構いません。探求心をもつだけで、世界はずっと広くなるのです。 例えば、先日「ポンポン山」に登った話を書きましたが、「ポンポン山」って変な名前ですよね。 そこでほかにも同様な名前の山がないか調べてみました。 ありました!埼玉県になんと標高38メートルという低い山ですが、同名の山があったのです。 [caption id="attachment_368" align="aligncenter" width="640"] 「日本珍スポット100景」より[/caption] では、そもそも「ポンポン」とはどういう意味なのか?どちらの山も足を踏み鳴らすとポンポンという音がするからという俗説です。 さらに幼児にはお腹のことを「ぽんぽん」と言いますし、チアガールが持っているものも「ポンポン」ですね。玉房状の飾りも「ぽんぽん」と言いますね。必ずしも、擬音とも言い切れません。 前に余計なものを付けたら、「すっぽんぽん」にもなり、後ろのぽんを取れば、「すっぽん」になります。 ではでは、そもそも「ポン」とはどういう意味なのでしょうか? これも調べてみました。ポルトガル語で「一番」とか「先に」或いは、パンの意味もあるそうですが、「先に」で繋がったのが、「京都先斗町」のポンですね。 京都と大阪の府境にあるポンポン山のポンは、もしかしたらポルトガル語である可能性も出てきました。 [caption id="attachment_370" align="alignleft" width="418"] 公式HPより[/caption] さらに「ポン」はアイヌ語で「小さい」、フランス語では「橋」というそうです。 そしてなんと、愛媛県東中予の方言では、ぽんは「糞」という意味だそうです。 と言うことは、同じ愛媛県産の「ポンジュース」は「糞ジュース」なのか!??   いえいえ、販売元のえひめ飲料によると、ニッポンのポンを取って、「ポンジュース」と言うのだそうです。       「味ポン」のポンは、オランダ語で柑橘の果汁という意味だそうです。   色々なことがわかりますね。麻雀にも「ポン」が出てきます。 [caption id="attachment_369" align="alignright" width="342"] 公式HPより[/caption] 一本は、イッポン 二本は、ニホン でも日本は、ニッポンとも。 三本は、サンボン 四、五、七がホンで 六はポン 八はホンともポンとも ツが付くかつかないかですかね。なかなか面白いですね。           そもそも「日本」は「ニッポン」とも読むように、「ポン」となじみの深い国と言うことになりますね。 「にっぽん丸」Twitterより このようにちょっとした探求心を持つことで、雑学であっても知識や世界は広がっていきます。ケアの世界でも探求心をどんどん持つことは、閉塞感からの脱出にもつながります。 なんで?どうして?どのような意味がある?などと考え、調べていくことを身に着けていきましょう。 目の前の壁は低くなり、世界は必ず広がります。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 1月25日、今度は英田南地域のリボンカフェで、カーリンコン大会を実施しました。 [caption id="attachment_358" align="aligncenter" width="650"] 職員に足を引っ張られる![/caption] 今回は、アーバンチャイルドこども園の2階ホールをお借りしての熱戦でした。 [caption id="attachment_359" align="aligncenter" width="650"] 狙いをすまして![/caption] [caption id="attachment_360" align="aligncenter" width="650"] マーカー(黄色)に一番近い色のディスクのチームが勝ち![/caption] 場所が変わってもカーリンコンはやはり面白いのか、皆さん熱くなり、外は寒いのに熱気で暖房を消すくらいの盛り上がりでした。 これからも定期的に行えればと思います。 [caption id="attachment_361" align="aligncenter" width="650"] 赤の逆転なるか!?[/caption] [caption id="attachment_362" align="aligncenter" width="650"] 広い場所でのびのびと。[/caption] 英田南地区恒例のリボンカフェ特典、こども園の園児による歌声披露は、今回は参加者とのスキンシップというスペシャルもあり、時間オーバーするくらいの熱いひとときとなりました。 [caption id="attachment_363" align="aligncenter" width="650"] 天使の歌声[/caption] みなさん、ありがとうございました。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 本日は、アーバンケア島之内のリボンカフェにて「カーリンコンゲーム」を楽しみました。 ほとんどの皆さんがカーリンコンは初体験。 職員も入ってグループ総当たり戦で実施したのですが、皆さん大興奮でした。 めっちゃ楽しかった、と、大好評。 もちろん職員もめっちゃ楽しんでました。 そこでわかったのは、職員のほうがへたくそだということです(笑) ところで、カーリンコンとはなんぞや? と、思う人がいるかもしれません。 今やアーバンケア周辺の地域では、地域住民によって大会が開かれているほどの人気ゲームです。 ですので、今後は地域の方との交流も多くなるゲームでしょう。 それでは説明になりませんね。 一言でいうと、マーカーめがけてディスクを投げ、一番近くのマーカーにディスクを置いたチームが勝ちになるのですが、やることは簡単ですが、結構複雑なところや作戦も必要になる奥の深いゲームです。 皆さんも一度やってみれば、興奮すること間違いなしです(笑) 当然、認知症予防にも役立ちます。 25日には、アーバンチャイルドこども園にて、英田南地区の方を対象に実施します。 これからも、カーリンコン熱を上げていきたいですね。
ブログ投稿画像 センター長の石川です。 15日、毎月定例で実施されている英田地区認知症ケアネットワーク推進委員会が開催されました。 今回で44回目の委員会になります。 今回のメインテーマは2月と3月に実施される「ティータイム勉強会」の詳細決定でした。 「ティータイム勉強会」では、継続的に「健康寿命を延ばそう」をシリーズ化して行っていましたが、委員の皆様よりそれぞれに熱いご意見をいただく中で、やはり皆さん気になることとして、糖尿病についてもう一度取り上げてみてはどうかということになりました。 「ティータイム勉強会」の詳細については次回のブログで取り上げますが、 今回は、英田地区認知症ケアネットワーク推進委員のメンバー構成について簡単に説明します。 委員会は英田中学校区(英田北小学校区・英田南小学校区)での認知症の人や見守りが必要な人などを地域で支えるネットワークの網の目を細かくしていこうと、「自分力とお助け力で広くつながるまちづくり」目指して社会福祉法人由寿会が設置しました。 既に44回の委員会が開かれ、その間に多彩な取り組みがなされてきました。これまでの取り組みについては追々紹介しますが、今回話しあわれた「ティータイム勉強会」も、この委員会と由寿会が主催して行うものになっています。 委員構成は、河内医師会より2名の先生、東大阪市東歯科医師会、河内薬剤師会からの先生、東大阪市地域包括ケア課、東大阪市学校教育推進室、社会福祉協議会などの公的機関。そして英田北、南それぞれの地域を代表して2名ずつ、連合会長、校区福祉委員長が出席されています。さらに担当区域の地域包括支援センター、アーバンケア島之内も参加している多方面の方が参加している委員会となっています。
ブログ投稿画像 認知症の教室⑨ 前回は認知症が、認知機能が低下している状況であるとわかっていても、目の前で起こっている私たちが困ってしまう認知症の人の行動に、私たちが翻弄されていると書きました。 日々ケアの現場は認知症の人への関りでは、あたふたして「大変!」という状況と言えます。それは在宅においても入所においても同じでしょう。 また、一言に認知症と言っても、一人ひとりみな違う状況の中でケアを実践していかなければなりません。認知症の人の行動はケア実践者にとって頭の痛い行動なのです。 [caption id="attachment_305" align="aligncenter" width="600"] みんなの介護より[/caption] しかしここで忘れてはならないのは、私たちも困っているかもしれないけれど、認知症の人は私たち以上に困っている状況におられるということなのです。 様々なことが不確かになっていく中で、私たちのように動けず判断できず戸惑いと不安の中にいる認知症の人は、私たち以上に大変な状況で生活しているということを理解してください。   順次、認知症ケアにおける基本となる「パーソン・センタード・ケア」について説明しますが、その前に医学面からの視点を今一度押さえながら、現場の状況と併せ持ってお話ししていきたいと考えています。 (つづく)
ブログ投稿画像 認知症の教室8 年末年始を挟み、少し時間が空いてしまいました。 少し前回を振り返ってみると、 自らを認知症であるとカミングアウトした長谷川和夫先生の言葉として、「確かなことがなくなっていくような感覚」と認知症の症状について述べられています。 もの忘れが、確かなことを失わせ、不安感に繋がっていること、そしてその不安感をありのままに恐怖感として受け止めていく人と、自分自身をその恐怖心から護るために、不安感そのものを否定する人とに分かれていくようなところがあるのではないでしょうかという所まで説明しました。 ここで押さえておかなければならないのは、上記どちらの人の場合も、周辺環境が多大に影響するということです。 つまりもの忘れから生じてくる不安は、周囲のあらゆる環境(人や生活環境など本人を取り巻く全て)に影響され、その後の行動へと繋がっていくということなのです。 (詳しくは、「認知症のケアマネジメント」P72「中核症状とBPSD」長谷川洋先生記述分を参照されたい) 当然一人ひとり周辺環境は違いますし、本人のパーソナリティも違うので、BPSDの出現の仕方やその度合いも違ってきます。 では、周囲のあらゆる環境に影響されるとはどういうことなのでしょうか? [caption id="attachment_285" align="alignleft" width="206"] ムンク「星月夜」casaより[/caption] 人間は自分の意思で行動しますが、その行動の元になっているのが環境なのです。 例えば、今は寒さ厳しい冬ですが、皆さんが今、寒風吹く物陰にいて、見えているところに日の当たるあたたかい場所があったとしたら、心身とも冷え込む今の場所よりも、暖かい場所に行こうと判断して行動に移すでしょう。このように私たちの行動には、環境が大いに影響していると言えるのです。 人の場合も、あまりなじみでない人の中にいるよりは、なじみのある人の中に行きたいと判断して行動するのも同じことです。 ところが、行動したくても行動できなくて、ずっと寒風吹く物陰にいるとしたら、或いは嫌な人がいる中にずっといるとしたら、皆さんはどう思うでしょうか? [caption id="attachment_154" align="aligncenter" width="387"] ムンク「太陽」公式HPより[/caption] 日差しのある暖かいところにいると、心も体も安穏としますが、ぶるぶる震えるような寒い場所ならば、きっと心も体も激しくいら立つでしょう。 BPSD(ケア側からすると認知症の人の行動にケア側が困った現象を意味し、認知症の人からすれば困惑混とんとした状況)は、このようにその人を取り巻くあらゆる環境によって出現状況が左右されるのです。   センター長 石川進 (つづく)