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2025.07.29

パンデミックを忘れない

未分類

パンデミック(pandemic)とは、感染症が世界的に大流行する現象

コロナ禍の間、世界では7億9083万人が感染し、死者数は1940万人となった。
日本でも7300万人、およそ日本の人口の6割強が感染し、13万人もの人が亡くなった。

このコロナ禍の数年間、人を対象とする職業は、多大なる影響を受けた。
航空機も船も動かなくなり、観光地は人影がなくなり、飲食店も人が来なくなった。
とにかく人が関わる仕事は、人との接触を避けるためにほとんどがクローズとなった。

しかしそんな状況でも、人との関りを止めなかったのは、医療職と介護職だ。
支えなければならない人たちのために、いわれもない誹謗中傷や、感染の恐怖にさらされながらも
その職務を全うしていたのだ。

今や人々は何事もなかったかのように、コロナ禍を忘れ、普通に生活しています。
それはそれでよいのですが、しかしだからと言って忘れてはならない出来事だと思います。

特に不安と恐怖の中にあった人々は、ありとあらゆる誹謗中傷、風評、差別を行っていたのです。
クラスターが発生したと言えば、そこの事業所や会社は批判の目を向けられ、
感染者へも厳しいバッシングがありました。
まして認知症の人は、出来事の理解が出来ぬまま、必要以上に心身ともに抑制される状況にあったと言えます。

不安と恐怖をあおると、人は平気で極端に排他的になるのです。

そのような中でも、支えを必要とした人たちを護ってきた医療職や介護職、関係する人々
その涙ぐましい努力があったことも、忘れないでいてほしいと思うのです。

映画「フロントライン」を見て、あらためて感じました。

次のパンデミックは、もしかしたら、すぐに訪れるかもしれません。
地球の温暖化は予測不能な何かを起こすかもしれないのです。