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2024.09.04

ケースやケアの検討会だけではなく

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心の荷物預かり所

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認知症の教室(一般市民用)

認知症の教室(専門職用)

カンファレンスと言うと、各個別ケースへのケアについてや、
ケアそのものの確認や技術に関するものや、認知症の人の理解(見かた捉え方)など、
私たちの主業務である「ケア」や「ケアマネジメント」のことが主題になると思います。

でもたまには「ケアという主題」から、
離れたことを考えてみるのも良いのではないでしょうか?

何故ならば、ケアの現場は息が詰まりそうなくらい
どっぷりと浸かりながら仕事をしているので、
ある意味「考え方に柔軟性」を持ったり、
「想像力や創造力」を働かす余裕はないと言えます。

そのため認知症の人の理解と言っても、
自分に降りかかっている大変さを何とかしたいという意識の方が強く働くのでしょう。

そこで一旦、その息の詰まるような仕事の話から離れてみる
話し合いの場面があっってもいいかもしれません。

例えば、先日書いたようなショートステイ利用の方や家族への
「ちょっとした心遣い、気遣い」を主題にして、
「どのようなことが喜ばれるのだろうか」とか、「気遣い」ってどんなことだろうとか、
直接ケアの話ではない話をしてみること。

或いは旅行に行ったときに感じたざっくばらんな話をしてみてもいいかもしれません。
旅先のホスピタリティの良し悪しは、自分たちの仕事にも繋がっていくのです。

自分の推しの話をするのもいいでしょう。
何故その人(物)の推しになったのか。
そこには自分の心を揺るがす何かがあったからでしょう。

自分の心を揺るがすものってどのようなものなのか? 
などなど、ケア実践とは全く違う話を討論してみる、
そんなカンファレンス? の時間があってもいいのではないでしょうか。

中之島美術館にもいる、シップスキャット

 

狭~い世界だけで論議するのではなく、違う視点で話しあってみると、
「これって、ケアに活かせるよね」っといったものが浮かんでくるかもしれません。

息が詰まるほどケアのことで頭が一杯! 
だと、考える余地はないでしょう。
残った息を吐き出して、深呼吸をしなければ苦しさは増すだけです。

考える余地を生み出せるかどうか、心に空き地を作れるかどうか、
そのためには敢えてケアの世界から離れた話をしてみるのもいいのではないでしょうか。