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2024.06.10

~心が揺れる~ 家族会より

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心の荷物預かり所

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認知症の教室(一般市民用)

認知症の教室(専門職用)

認知症の人を介護する家族の会「ほっこりなつどい」が開催されました。
今回は8名の方が参加されました。
娘、息子、夫、妻、嫁という様々な立場の方が参加されました。

個々それぞれの思いを打ち明けられていましたが、
共通していたのは、
「わかってはいても、つい怒ってしまう」と言うことです。
そしてそのあと、怒ってしまった自分を責めているのです。

そりゃそうですよね。
日頃から様々な認知症状に悩まされている介護者からすると、
ついついイラっとしてしまうことは当たり前と言えるでしょう。
そしてイラっとしてしまった自分を責める。

介護者にとっては逃げるに逃げられない状況の上、
毎日のこと。ついつい怒ってしまうことはあるでしょう。
「怒ったらあかんとわかっていても、怒ってしまう。」のです。
介護者の心は揺れまくりです。

また家での介護に限界を生じたときどうするか
家族の大いなる悩みは、「入所を考えるのか」
「入所後後悔しないだろうか」という
入所か否か、さらに入所してもらって、はたして心は落ち着くのだろうか?
そんな悩みに心が揺れているという話も何人かから聞かれました。

施設入所させることに対する罪の意識のようなもの
そして施設入所しても、そのような意識が続くのではないか…
とても大きな家族の決断と悩みと言えるかもしれません。
心の揺れは、どのような決断をしたとしても続くのかもしれません。

ひとつ大事なことは、介護者(家族)が倒れたら、
当事者共々大変な状況になってしまうということです。
介護者にも介護者の人生があります。
自分の時間が欲しいということがいくらでもあると言えるでしょう。

介護者自身の人生も大切にすること。
それが第一でしょう。
しかし、心の揺れはどのような状況であれ、ついて回るかもしれません。

その心の揺れを受け止め、支えることが専門職の役割でもあるのです。