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2024.04.22

「指差し呼称確認」は認知症予防だけでなく、ケアの安全確認にも

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認知症の教室(一般市民用)

認知症の教室(専門職用)

地域住民向け認知症サポーター講座では、
特に住民の皆さんが関心があるのが、認知症予防なのです。
認知症の人の理解や声掛け法もさることながら、
やはり自分自身が認知症にならないために心掛けることへの関心が
高いのは当然のことでしょう。

謎の傘たち 忘れ傘?

 

その内容が今回の主題ではないのですが、
やはり年相応に「どうだったかな?」ということは増えてきます。

電気消したかな? ガス止めたかな? 鍵を閉めたかな?等…
お出掛けしてから心配になることがよくありますよね?

その心配を少しでも減らす方法として、
五感を使ってチェックするということです。

変なのがいないかもチェック!

 

例えば、「電気よし!ガスよし!」というように、指をさして声に出すことです。
鍵を閉めたときにドアを叩くと、手の感触や音で聞いたものも記憶に残ります。

このような、「指差し呼称確認」は、安全確認のために、広く使われています。

電車の運転手は必ず行いますし、運送会社のドライバーも実践します。
「指さし呼称確認」の効果は脳科学的にも効果があると実証されています。
(厚労省も推奨しています)

https://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo72_1.html

これは介護の世界でも同じで、安全確認のために、必ず指を差して確認し、
声に出すということを義務化させることです。

電車の運転手が、「信号や運転システム、乗客の乗り入れを確認する」ことが
安全確認に繋がるので必ず行うように、
ケアの現場でも安全確認をしっかりと、義務として身に付けること、なのですね。
時に現場チェック(床が濡れていないか、異食に繋がるものが置いてないか等)を、
定期的に指差し呼称確認を行うことは必要でしょう。

要は運転手やドライバーのように、
安全確認を義務として身に付けておくということなのです。
(指差し呼称確認の効果について下記にリンクしました)

https://www.keyence.co.jp/ss/general/manufacture-tips/pointing-and-calling.jsp