2023.07.21 | トピックス, 必見!最新情報, 認知症の教室(一般市民用), 認知症の教室(専門職用)
安全運転講習と認知症の人との関わり方
2023.07.26
格別・至福の時(山頂からのご来光)
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若い頃はガンガンに山に登っていて、
北アルプスもほとんどの山を登ってしまったくらいです。
この山に登ったのは29年前。
当時、デイサービスの一職員として働いていましたが、
仕事から来るストレスからか、激しい不整脈に襲われ、
もう山には登れない身体になってしまったのかと、ひどく落ち込んでいました。
医者からは心因性のものだから大丈夫と言われ、
それでも不整脈はあったので、「救心」を飲みながら恐々登ったのが「白山」(2702m)だったのです。
山頂に着いた時、登れた喜びから思わず涙した山でもありました。
その白山に29年ぶりに登ってきました。
若い時と違って今は「へなちょこ登山者」です。
また若い人たちがやたら多く、登り下りともどんどん追い抜かれていきました。
いや本当に若い山ボーイ、山ガールが多くなり、ちょっとびっくりです。
5時間山を登り続けて山小屋に到着。
翌朝は3時起床、ライトの明かりの中、約45分かけて山頂へ。
雲海の向こうに上がるご来光を見る瞬間、格別、至福、そして心が洗われる瞬間でした。
いかに世界が広いか、逆にいかに自分の心が小さいかを感じるときでもあったのです。
普段の私たちは、通勤に3時間(私の場合)、仕事時間が9時間、寝る時間を7時間として、
食事や入浴、片づけなどに2時間とすると、自由に使える時間は3時間ほどです。
その3時間に勉強したりということもありますし、趣味に関することもします。
仕事が長引けば、その自由な時間はもっと削られます。
つまり日々通り過ぎてしまう毎日の時間、自分が自由に使える時間はそんなにないのです。
まして子育てに追われると、それどころではないでしょう。
しかし人の一生の時間は決められていません。
一人一人みな違うのです。
若くして亡くなる人もいれば、志半ばで亡くなる人もいます。
私も年上の人はもちろんのこと、同期どころか後輩が次々と亡くなっていきます。
普段気にしない人生の時間は有限であること。
登山はこの年齢ではさすがにきついけど、
これからもチャレンジの気持ちを忘れずに、
有限の時間を心潤う感動の時を求めて
有効的に使っていきたいと思います。