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2023.07.19

介護家族は毎日が学びの日

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認知症の教室(一般市民用)

認知症の教室(専門職用)

先週、「家族介護教室」が開催されました。
今回は、介護家族が自由に語り合う内容でした。
家族会は、認知症の人を介護されている方が軸の「ほっこりなつどい」がありますが、
今回は認知症があってもなくても様々な状況で介護されている家族が対象となります。

もっとも、今回の参加者は皆さん、程度の差はあれ、認知症の方を介護されている方々でした。
一人一人の体験談の中で、共通していたのは、失敗から学ぶということでした。

特に本人が話すことが現実と違っていたら、ついつい「そうではない」と否定してしまう。
そうすると逆に本人が激怒し、大変な目にあってしまう。
そこで学んだのが、本人の世界に合わせていくということでした。
これは多くの介護家族の方から聞く話です。

このようなことだけでなく、介護家族は常に「ええ!?」と思うような状況の中で
あれやこれやと悪戦苦闘しながら、
つまり失敗から学んで日々のケアを行っているのです。
そしておそらく、専門職よりも、「介護の本(認知症の本)」を買って読んでおられます。
しんどいけど、失敗の連続だけど、毎日が学びの日々なのかもしれません。

私も含めて私たちは「知らない(世界)」の方が圧倒的に多いのです。
ごくわずかの知ってることと、「知ったかぶり」で生きているともいえるかもしれません。

28歳の若さで亡くなられた元阪神タイガースの選手
私よりはるかに年下の人の死
そう年上、同年だけでなく、年下の人まで亡くなる人が増えてきました。
まだまだ知らないことはたくさんあります。
やりたいことも一杯あります。
そのための、自分のための時間、もっと増やしていかなければと思うのです。

時間は無限ではなく、有限なのですから。

それは介護家族も同様です。
自分の人生の時間、欲しいと思うのは当然でしょう。