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2023.07.05

「心遣い」というアイテムを持つこと

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「心遣い」 実は、私に欠けているものでもあります。
そのため、自戒を込めてというか、
自分自身にも言い聞かせるためにも書いてみようと思います。

「気遣い」も同様な言葉になりますが、相手を心配する思いの方が強いでしょう。
「心遣い」はどちらかというと、お客様に対するという、ビジネス的要素があるでしょう。
(お金に関わる心遣いという意味がありますが、これは問題外です)

「心遣い」、それをケアの世界に置きかえれば、ご入居前から、亡くなられた後まで含めて
「心遣い」があるかないかは、その事業所の評価に大きく関わることでしょう。

例えば、亡くなったら終わりではなく、
お返しする遺品である衣類が丁寧にたたんで返却されるという心遣いがあるか否かでも、
家族は親が大切にされていたか否かを感じるし、その感じたことは、
必ずその家族の周囲へと伝わっていきます。

その事業所に心遣いがあるかないかは、必ず世間に拡散していくのです。

個人として捉えれば、「心遣い」を発揮できるかどうかは、
自分が損をするか得するかに繋がります。

ゲームで例えるなら、自分を最強に育てて行く過程で、
様々なアイテムを身に付けていきますが、
仕事もゲームと同様に、「介護技術」とか「コミュニケーション技術」とか「考える力」とか、
そして「心遣い」も自分を強化するための大切なアイテムなのです。
それらのアイテムを身に付けられなければ、即ゲームオーバーなのです。

ではどうしたら「心遣い」というアイテムを持つことができるのか?
それもゲームで相手に勝つために考えるのと同じで、
どのような準備と段取りをしたらいいのかと考えるのと一緒です。

具体的には、自分の世界の動きだけで考えていては
「心遣い」のアイテムは得ることはできません。

自分の世界の動きや考えを一旦立ち止まらせて、
「相手の立場になって、どのような行動をすれば、相手が喜ばれるだろうか。」と
考える時間を持つことです。

1分でいいのです。
1分、相手の視点で考えるということをすれば、
その1分で「心遣い」というアイテムは身に付けていけるし、
相手や周囲からの評価も高まり、
自分にとって、大きなポイント加算に繋がるのです。

1分で得られる最強のアイテム。

それが「心遣い」なのです。