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2023.05.16

何のために介護保険料を払っているのか?

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認知症の教室(専門職用)

私の車の担当セールスが昇格の上で、これまでのA店からB店に異動になりました。
色々と親しんでいるセールスだけに、少し遠くなりましたが、
私もそのセールスを追って、B店に点検に出すことにしました。
そして、先日、初めてB店に赴き、担当セールスと話をしました。

私は「この店の色を変えるための異動でもあったのですね?」と担当セールスに尋ねたところ
「その通りです。わかりました?」と彼は答えました。
初めて訪れた私の第一印象だったのです。

私が初めて訪れる店。出迎えてくれたスタッフの表情は硬く、笑顔がないのです。
点検を待つ間の雰囲気もそう感じました。
だから明るく元気な私の担当セールスがここに異動になったのかなと
感じたうえでの質問だったのです。

USJには行かれた方も多いでしょう。
高いお金を払って、私たちは様々なことを楽しもうとします。
しかしそのUSJのスタッフに笑顔がなければ、場内にごみが落ちていたら、
殺風景な雰囲気だったなら、私たちはブーイングの嵐をUSJにぶつけるでしょう。

さて、私ごとになりますが、介護保険は1号被保険者として、毎月結構な額を払っています。
介護サービスを受けずとも、本当に高い介護保険料を払っています。
もちろん私だけでなく、40歳になれば、何らかの介護保険料を払っています。

ではなぜ毎月高い介護保険料を払っているのか?
それは、介護保険サービスを受けるようになった時、(或いは介護者になった時)
介護の専門職に、よりよい介護サービスを受けたいからなのです。

この当たり前のこと、意外と専門職の方がわかっていないのかもしれません。

何のために高い介護保険料を毎月払っているのか?
おまけに利用開始となると、さらに利用料も支払わなければならないのです。

ではその支払いの対価は何なのか?

笑顔のない殺風景な環境でのサービスを受けるために払っているわけではないのです。
ましてや、やむにやまれずサービスを受ける人の方が多いのです。

なのに雑なサービスを受けると、まるで足元を見られているような感じになります。

もちろん、払ってる側に傲慢な人はいます。
モンスター的な人へのリスク管理も重要でしょう。
しかし、「なんでやねん!」と思う利用者の声には謙虚に耳を傾ければならないのです。

USJのところで書いたように、高い金を払って入ってみたら、
笑顔も明るさもなく、殺風景な人と景色しかなければ、
「何のための高い入場料や!」って思うでしょう。

高い金を払って買った車への事後サービスも同じです。

そして、介護サービスも同じです。

繰り返し書きますが、高い保険料を払っている限り、
それなりの対価を求めて当然なのです。

笑顔ひとつだけでも明るい挨拶ひとつあるだけでも、その対価の半分の価値はあるでしょう。
しかし残り半分は介護の現場の中身です。

そのために私たちは何をすべきなのか?

そう、具体的にどうすべきかを提示しなければ、いくら指示しても変わらないでしょう。

これは「つづく」かな。