2023.03.13 | トピックス, 必見!最新情報, 認知症の教室(一般市民用), 認知症の教室(専門職用)
町会の認知症サポーター講座実施しました
2023.03.14
ミツマタロードからサントリーロードへ 道に迷うということ
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ミツマタの花を見に軽登山してきました。
先月登った山、「サントリー山」でのこと。
ここで、おばあちゃんに近いおばちゃんに会いました。
「まだちょっと早いんやけど、ミツマタがきれいに咲いてるねん。去年撮った写真やで。」
と言って、スマホの写真を見せてくれました。
こんな天王山界隈に、ミツマタという名前の花の群落があるなどとは知りませんでした。
「ところでそのミツマタの一杯咲いてる場所、どこか知らん?」と聞かれたのですが、
去年行ってきて写真撮ったんとちゃうの?とは突っ込まず、正直知らないですと返事。
しかし後で、このおばあちゃんに近いおばちゃんの発言の意味がよく分かったのです。
ということで1か月後、地図にもガイドブックにも載っていない、(登山道も書かれていない)
ミツマタロード目指しての冒険が始まります。
野生の感??を働かせて、ミツマタが道沿いに咲いているミツマタロードに到着。
ミツマタはその名の通り、枝が三又に分かれています。
面白い木ですね。そして満開の花がどれなのかもよくわからなかったです。
さてここから、何故か道標がない三叉路(三又だ)がいくつもあり、
お昼を食べる予定の天王山がわからない。
まさしく、おばあちゃんに近いおばちゃんの発言の意味が分かりだします。
しかしここも野生の感?を働かせ、何とか山頂に到着。
この後は、サントリー山からサントリーロード(カントリーロードではありません)を通って下山することに。
このサントリーロードはまだ歩いたことはなく、ちょっとした冒険。
なんせ地図にはない道。グーグルマップにも何も表示されません。
ところが途中で、道が怪しくなり引き返し、
谷へ降りる道にマークがあったのでそこを降りるも
とてもじゃないが進める道ではなく引き返し、
ほとんどサントリー山に戻るような形で、ようやく本来のサントリーロードを発見したのでした。
(めっちゃわかりにくかった)
道がどこだがわからなくなる不安と混乱。認知症の人の気持ちがよくわかります。
そして、「引き返す」というのは、決断が必要ですね。
でも認知症の人の場合、その決断自体が霧の中です。
だからどこまでも迷いながら進んでしまうのですね。
このサントリーロード、何故そう言われるのかというと、
サントリー山崎蒸溜所に出るからなのです。
途中、名神高速天王山トンネルのむき出し?部分を越えると神社があり、
そのすぐ先がサントリー山崎蒸溜所(工場)なのです。
二つの鳥居をくぐると、そこは蒸溜所内。
う~ん、折角なら鳥居を3つ作ってくれていたら三鳥居(サントリー)になったのに。
この工場内の道、実はサントリーのものではなく、公道なのです。
ですから蒸溜所内を普通に歩けるのです。
たかが低山、されど低山。どのような山でも、地形図がわかる地図と、コンパスが必要ですね。
グーグルマップは地形図が出ないので、何の役にも立ちません。
と、休日はちょっとした冒険をして楽しく過ごしてきました。