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2022.09.01

音楽という「しつらえ」

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心の荷物預かり所

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認知症の教室(一般市民用)

認知症の教室(専門職用)

オリバー・サックス博士が亡くなってから7年
俳優ロビン・ウイリアムスが亡くなってから8年
そして映画「レナードの朝」が公開されてから30年

いずれも、誰や?なんや古い映画やなって、今の若い人は思うでしょうね。

映画「レナードの朝」の原作者がオリバー・サックス博士
そのサックス博士を演じたのが、ロビン・ウイリアムスでした。

 

 

この映画は以前にも紹介しましたが、
介護者必見の映画です。

特に、患者の心に通じるものを探すために
あれやこれやと一生懸命アプローチするケアスタッフの姿が胸を打ちます。
今こんな情熱があるのかな?と

 

サックス博士の基本的な考え方は、
「私たちは患者の(認知症の人の)不足部分に注意を払いすぎて、
保存されている能力の部分にあまりにも無関心すぎる。」と語り、

「逆境にめげずに失われた部分を補っていこうとする人間の能力を活かさなければならない。」
とも語っています。

まさしく、ここが大切なところ。
可能性の部分と繋がり引き出すこと。
このことを忘れてはならないと思います。

サックス博士は、音楽の効用も説いています。
寝たきりになり、コミュニケーションも難しくなり、
何もわからなくなっているのではと、私たちが思うのは大間違いです。

「しつらえ」には音楽という外すことができない環境要素があります。

子どものころから何らかの音楽に親しみ、
成人してからも好みの音楽は常にその人のそばにあります。

亡くなってからではなく、生きている間に。

その場を設けるのも大切な「しつらえ」です。