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2022.08.15

終戦の日に想う

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認知症の教室(一般市民用)

認知症の教室(専門職用)

戦争があったことそのものが忘れられようとしている昨今
戦争実体験者も今は数少なくなりました。
7~8年前までは、地域の高齢者を訪問する中で、多くの戦争体験を聴けたものです。
しかし実体験を語れる人も少なくなり、人々の心からも忘れ去られようとしています。

今日に至るまで、戦争は悲惨、悲しみ苦しみしかもたらさないと、言い続けていながらも、
今もって戦争は起きています。
民衆の地獄よりも、国家の(一部指導者の)権威が常日頃優先される、懲りない人類です。

しかし、確かに戦争によって、多くの幼い命が奪われたのは事実。
その事実を忘れることは決してできません。

淀川区十三にある北野高校に保存されている、米軍戦闘機による機銃掃射による弾痕

 

当時も認知症の人はおられたはずですが、
実際どのように過ごしていたのでしょうか。
多くの高齢者の方との話の中にも、当時の認知症の人の話は出てきませんでした。
戦争という過酷な状況の中で、認知症の人はどのように生きてこられたのか…

今となっては聴き取りできる人も少なくなりました。
もっと早くから調査をすべきだったと思いますが、
想像するに、病院が姨捨山のような存在になっていたのかもしれません。

当時、女、子供関係なく機銃掃射を受けた。戦争の事実が残る貴重な場所です。

 

戦争の経験だけでなく、認知症の人の状況も
「忘れ去られる日々」であってはならないと思うのです。