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2022.01.26

記憶と感情(7)ケアの現場に伝えたいこと

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認知症の教室(一般市民用)

認知症の教室(専門職用)

前回は、何らかのケアを必要とする認知症の人にとって、
最大の環境要因は「人」つまり、ケアに関わる者であり、
私たちこそが、認知症の人の感情を大きく左右する存在なのです
と、書きました。
それだけ私たちの存在は、認知症の人にとって重要な存在と言えます。

ならば、私たちはもっと「気づかなければならないこと」が現実の仕事の中で一杯あると言うことです。

物事は前向きに

しかし実際のケアの現場は、
「できてない」「できない」「わかってない」「わからない」「考えない」「余裕がない」などが散在し、
時に「なんでこんなこともわからんの」或いは「現場のしんどさをわかってもらえない」など
意見の対立に繋がってしまうこともあります。
「もっと私たちの意見も聞いてほしい」という思いもあるかもしれません。

一方で、「やれている」ことも結構あるのです。
それに気づいていないから、「やれている」のに、そのための良い方法がすぐに忘れ去られてしまい、
「わからない」ことが多くなるのです。

顔を上げて

「こことここと、こうしたからよくなったんだよ」ということを検証でき、
成功体験を積み上げていくこと。
そうすることで、それこそ今回のテーマである「記憶する」ことに繋がっていくのです。
記憶されれば、次から良い方向に考えていけるのです。

ではどうやって「検証と体験」を積み上げていくのか。

次回「記憶と感情」(8)を載せた後から始めてみたいと考えています。

 

今回の、クマとウルフの掛け合い漫才はこれです。

👇

https://www.youtube.com/watch?v=EZLhN6WaajY