2021.12.16 | トピックス, 必見!最新情報, 認知症の教室(一般市民用), 認知症の教室(専門職用)
記憶と感情(1)
2021.12.17
記憶と感情(2)
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認知症の教室(一般市民用)
認知症の教室(専門職用)
これは研修でよく使うスライドです。
何を言いたいかというと、
人間は生命本能的に自己保全が働くので、
生きていくためには自分に関わる人たちが、
自分が心地よく生きられる人なのかどうかを
見極めていくということなのです。
ここでは感覚的なものと書いていますが、
それが感情と言えます。
自分にとって目の前の人が良い人なのか悪い人なのか
自己防衛上判断するのが、感情です。
いわゆる気分を害する、或いは気分が良くなるということです。
その感情が心に残り、人の見極めに繋がります。
ここで矛盾が生じます。
記憶することが厳しいはずなのに、何故嫌な人のことは記憶に残っているのか?
ただここで言えることは、「感情を害する」ことが生じた
具体的内容は覚えていないということです。
「怒鳴られた」「強引に引っ張られた」「睨まれた」など、
実際の具体的出来事は覚えてないことが多いのです。(余ほど衝撃的なものでない限り)
だけど感情を害された(自分にとってとても嫌なことが生じた)出来事がきっかけで、
不穏、混乱に繋がってしまうのです。
しかし、具体的に何をされたかは覚えていなくても、
「自分の感情を害した人」のことは覚えている。
何故なのでしょう?
もう少し探求してみたいと思います。
(つづく)