2021.04.26 | トピックス, ほんわか写真館, 必見!最新情報, 認知症の教室(一般市民用), 認知症の教室(専門職用)
幾星霜の面持ち(8)「畏敬の念を持つこと」
2021.04.27
畏敬の念を持つ(抱く)ということ
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認知症の教室(専門職用)
「畏敬の念を抱く」とは、
「 超越した存在・崇高な存在に対して、無条件に敬う気持ちを持つこと」をいいます。例えば、
国や人種に関係なく救いの手を差し伸べたマザー・テレサの行動に、畏敬の念を抱いた。
富士山頂から見た朝日を見た時、言葉にできない畏敬の念を抱いた。
等々
とても崇高な人や自然に対して使われるように思います。
また普段は使わんやろ、そんなたいそうなって思うかもしれません。
ところがこの「畏敬の念」という言葉、小中学校の学習指導要綱にも載っているものなのです。
知らない大人は恥ずかしいのですよ!
解説には「とかく独善的になりやすい人間の心を反省させ、生きとし生けるものに対する感謝と尊敬の心を生み出していくもの」と、書かれています。
私たちの仕事に振り返ると、マザーテレサでなくても、
人生70年、80年、90年、そして100年と、喜びも悲しみも乗り越えて頑張ってきた方々、
それだけでも敬意を示すと言うことが必要なのです。
その顔のしわの一つひとつに、その苦節が表されているのです。
認知症の人であっても「畏敬の念」が失われないケアを行うこと。
それを心掛けるだけでも、ケアの質は上がっていくでしょう。
センター長の石川でした。