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2021.02.05

問題発言高齢者を認知症だと言わないで

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認知症の教室(一般市民用)

認知症の教室(専門職用)

センター長の石川です

世の中一部の権力を持つ高齢者の発言、行動で、若い世代から「老害」と言う言葉を盛んに聞きます。
確かに先日のフォレスト氏の発言や一階の上の人の行動や発言を聞いていると
全くもって酷いもので、多くの普通の高齢者まで迷惑してしまいます。

つまり、老人になると、「老害」しかないと思われ、
それが認知症と繋がってしまうのです。

SNSでのコメントでは、フォレスト氏は「痴呆だ」(認知症とも言わず)
「痴呆老人はさっさと、引退しろ!」みたいな言葉が次々と出てきます。

やはり、認知症の人を蔑視、軽蔑する風潮は世間に染みこんでいるのでしょうか。

特に若い世代に、このままでは老人イコール自分たちを害する人たちと思われてしまうでしょう。
つまり、しょうもないことでの世間の大騒ぎですが、
高齢者理解、認知症の人への理解と言う意味では、捨てておけないことなのです。

多くの高齢者は若い人達に知識をつたえる知恵者であり、学びの師なのです。
例えば入居者一人一人は若い世代にとって学びの師なのです。
認知症があったとしてもその人から学ぶことがものすごくあるのです。

ところが一部の権威的立場にある高齢者の行動や発言は、それらの思いを吹き飛ばしてしまいます。
そして、「老害」は「認知症」と結びつき、軽蔑だけが助長されてしまいます。

若い世代は高齢者を「ヨーダ」と思い、学ぶ姿勢を。
年取った世代は自分を「ヨーダ」と思い、出しゃばらず若い世代を見守り導くことを。

でも老いも若きもそんなことはどうでもいいよーだ…