2020.07.13 | トピックス, ほんわか写真館
ほんわか、まったりを求めて
2020.07.18
ニュージーランドの景色
トピックス
センター長の石川です。
ニュージーランドの景色と言っても、素敵な大自然の景色ではありません。
ラグビーの景色です。
いずれもテレビから撮ったものですが、これは去年の試合ではありません。
6月中旬からニュージーランドは普通に観客が入って、ラグビーをやってるのです。
いま日本は大変なことになっていますが、ニュージーランドではこれまでと同じ生活に戻っているのです。
観客は密! 2万人以上集まっています。おまけに誰一人マスクをしていない!
ニュージーランドでは、支持率70%のアーダーン首相のもと、素早い鎖国、徹底したロックダウン、速やかな経済支援対策を実施し、6月上旬には感染者ゼロを達成したのです。
そこで当初予定していた無観客を、普通に観客が入れるようにしました。
一か月以上たち、今も普通にラグビーの試合は行われています。
24日連続発病者がなかったさしものニュージーランドも、様態の悪くなった家族を見舞うためにヨーロッパから帰ってきた2名が発病し、感染者ゼロは止まりました。
観光で成り立っているところもあるニュージーランドにとって、いつまで鎖国が続けられるかという試練が待っているでしょう。
しかし、どんな厳しい状況でも、アーダーン首相は笑顔で国民に呼びかけます。
「どうか、強くいてください。思いやりをもってください。そしてみんなで一つになってコロナウイルスに対抗しましょう」と。
そして子どもたち向けにもやさしくロックダウンについて語り、説明したのです。
突然、何の説明もなく休校を言ったりはしません。
(ボリス・ジョンソン英首相は国民に対し「愛する人を失うことになる家族が今後増えるだろう」と発言し、国民を不安にさせた。しかしエリザベス女王の「みんなでまた会いましょう」という言葉が国民に勇気を与えた。)
国民人口の違い、地理的優位性も当然あるでしょうが、どこかの政府の今の混乱ぶりとは大違いです。
リーダーの資質が問われていると言える「今」なのかもしれません。