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2020.06.05

マスクと熱中症 その2(認知症の人に気をつけてほしいこと)

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認知症の教室(一般市民用)

センター長の石川です。

前回では熱中症で昨年は7万人以上救急搬送されたと書きました。
今年は昨年以上に暑く、さらにマスクの着用、さらにさらにコロナにより病院の受け入れが厳しくなっているということ。救急搬送先が簡単に見つからない場合があるということです。
要するに、熱中症にならないことです。

マスクと熱中症その2
あじさいの季節になりました。あじさいにはみんなでまとまって頑張ろうという花言葉も最近はあるそうです。

そのために、どうすればいいのでしょうか。
厚労省は、下記のように提示しています。(厚労省HPより抜粋)

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、「新しい生活様式」として、一人ひとりが感染防止の3つの基本である  1.身体的距離の確保、2.マスクの着用、3.手洗いや、「3密(密集、密接、密閉)」を避ける等の対策を取り入れた生活様式を実践することが求められています。
これから、夏を迎えるにあたり、皆様には、例年よりもいっそう熱中症にもご注意いただきたく、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための「新しい生活様式」における熱中症予防のポイントをまとめました。

(1) マスクの着用について
マスクは飛沫の拡散予防に有効で、「新しい生活様式」でも一人ひとりの方の基本的な感染対策として着用をお願いしています。ただし、マスクを着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかることがあります。
したがって、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。
マスクを着用する場合には、強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がけましょう。また、周囲の人との距離を十分にとれる場所で、マスクを一時的にはずして休憩することも必要です。 外出時は暑い日や時間帯を避け、涼しい服装を心がけましょう。

(2) エアコンの使用について
 熱中症予防のためにはエアコンの活用が有効です。ただし、一般的な家庭用エアコンは、空気を循環させるだけで換気を行っていません。新型コロナウイルス対策のためには、冷房時でも窓開放や換気扇によって換気を行う必要があります。換気により室内温度が高くなりがちなので、エアコンの温度設定を下げるなどの調整をしましょう。

(3) 涼しい場所への移動について
少しでも体調に異変を感じたら、速やかに涼しい場所に移動することが、熱中症予防に有効です。一方で、人数制限等により屋内の店舗等にすぐに入ることができない場合もあると思います。その際は、屋外でも日陰や風通しの良い場所に移動してください。

(4) 日頃の健康管理について
「新しい生活様式」では、毎朝など、定時の体温測定、健康チェックをお願いしています。これらは、熱中症予防にも有効です。平熱を知っておくことで、発熱に早く気づくこともできます。日ごろからご自身の身体を知り、健康管理を充実させてください。また、体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養するようにしましょう。

マスクと熱中症その2
あじさいの種類は全く分かりません(苦笑)

ポイントは、マスクは体温を上げてしまうので、周囲の人との距離を見たうえで外す時間を設けること。
こまめな水分補給。
エアコンをケチらずに使うこと。さらに、エアコンは空気の換気は行わないので、定期的に窓を開けて換気すること。
外出時も涼しい場所を選び、日頃からの体調管理に気を付けることとなります。
なお、健康予防や認知症予防のために外出散歩は大切ですが、くれぐれも涼しい時間を選び無理のないように行ってください。

マスクと熱中症その2
額アジサイ?

また認知症の人は体調管理が特にできないので、家族の方も介護ワーカーも、必要以上に声掛けとともに、特に水分補給に心掛けてもらうようにお願いします。

厚労省「熱中症予防行動」のポスターです。

マスクと熱中症その2
厚生労働省HPより