2019.09.10 | トピックス, 認知症の教室(一般市民用), 認知症の教室(専門職用)
認知症の人の頭の中はゴミで一杯なのか?
2019.09.13
逆に教えられました! 楠根中学での話し合い
トピックス
センター長の石川です。
楠根中学校でジュニアサポーター講座を実施するに際し、その内容について一緒に考えていこうということになり、昨日自ら手を挙げてくれた代表17名の生徒たちと共に話し合いの時間を持ちました。
彼らも認知症のことはよくわからないので、まずは中学生向けサポーター講座のパワーポイントを見せながらの講義です。初めて中学校の教室の教壇に立って喋りました(笑)
ただ喋っているうちに、伝えなければ、わかってもらわなければ感が出ていて中身が多すぎるなぁ~ これで本当に伝わるんだろうか?という疑問がふつふつと湧いてきます。
この後、円形になり、アーバンケア稲田包括の職員、北野校長先生や教員が間に入り、どうやったら認知症の人のことを理解し、困っている人を助けられるのだろうかなど、生徒たちの意見を聞くこととなりました。
すると、教科書的説明よりも、実際にあった話の方がずっと耳を傾けるし、さらにそれらの状況を実演してみるとより分かりやすいという話になってきました。
そもそも高齢者に関わったことがない、ましてや認知症の人に会ったこともない生徒たちにとっては雲をつかむような話なのです。
生徒たちと同じ目線の中で話しあったのは、逆に私もいい勉強になりました。
いくら正しい知識を伝えようと思っても、私たちの思いだけを伝えるだけではだめなのです。
思わず、私の頭に浮かんだのは、古い古い名言です。山本五十六の言葉です。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、
任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、
信頼せねば、人は実らず。
サポーター講座までにはもう一回集まって、具体的内容を進めることになったのすが、生徒たちも実演に参加してくれそうです。
楽しみですね!
なお、今回の模様はJ・コムにて16日の17時から放送されます。