2019.04.09 | ほんわか写真館, 心の荷物預かり所
ウオンバットのお尻
2019.04.12
ケア実践者の素晴らしい役割
心の荷物預かり所
四季という名の人生のマイルストーン
桜の花は、日本人だけでなく、最近は外国人にも人気があるようです。
毎年当たり前のようにやってくる桜の季節
でもそれは、ある意味、人生のマイルストーンなのかもしれません。
(マイルストーン:次の目標、節目、経過点、中間目標点などの意味)
若い人には単に通り過ぎていく季節でも、人生の歳を積み重ねるうちに、
毎年毎年の桜の季節は、貴重なマイルストーンになっていきます。
かつて、死を目前とした人に、是非とももう一度桜の花を見せたいと願った日々
ようやく咲いた一輪の花を「ごめん」と言って、引きちぎって見せに行ったことを思い出します。(翌日亡くなられたのですが)
日本にはありがたいことに四季があります。
桜の花だけでなく、5月の新緑、それに続く梅雨、
夏の風物詩、天の川
そして紅葉に雪
四季そのものがマイルストーンになっていますね。
猛暑や酷寒などの厳しいマイルストーンもありますが(苦笑)
「今年もまた桜の花を見れたね!」
桜の花をまた見ることが出来た嬉しさ。ひとつのマイルストーンを通過して、また来年の桜というマイルストーン目指して日々を頑張る。
逆に言えば、来年のことはどうなるかはわからない。
特に私たちが関わる方々は、その要素が強くなります。
だからこそ今の通過地点、桜の花に心和む時を、
大切に深くしみじみと感じることを大切にしてもらいたいのです。
その人のそばに寄り添い、
「ほら、桜の花が満開だよ。今年も出会えてよかったね!」
と、声を掛けてほしいのです。
ゆったりと、心潤う時間を過ごしてほしいのです。
それもケア実践者が出来る、素晴らしい役割と言えます。
その方の人生に彩を添える瞬間ですね。
そしてそのうえで、また新たなるマイルストーン目指して歩き出すのです。