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2025.04.25

20年経って思うこと

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認知症の教室(一般市民用)

認知症の教室(専門職用)

今日は、福知山線の脱線事故から20年目の日ですね。

当時私は、事故現場に近い場所にあるグループホームで働いていました。
なんか上空にやたらヘリコプターが飛んでるなと思ったら、
テレビはどのチャンネルも事故の状況を伝えています。

そのニュース画面を見た入居者のほぼ全員がざわめきだち、
「うちの家族は大丈夫かしら!」
「家は大丈夫か!」
と、心配と不安の声が一斉に上がったのです。
そして
「家に帰らせて!家族が心配!」
「息子は大丈夫かしら!家に帰る!」
と、一斉に声を上げて、困ってしまったことがありました。

皆さん、親として、家族を思う気持ちが溢れ出ていたのですね。
認知症ゆえに日常生活上は、フォローが必要な人たちではありますが、
感情は豊かに残っており、人を思う気持ち、心配する気持ちは
溢れ出るくらい多いのですね。

福知山線脱線事故からもう20年。
痛ましい事故でしたが、この事故のことが報道されるたびに
家族を心配した方々の姿が思い浮かびます。