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2021.10.07

好奇心・探求心のあるケアワーカーになるために

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認知症の教室(一般市民用)

認知症の教室(専門職用)

センター長の石川です

ノーベル賞を取られた真鍋さん、凄いですね。
気象学を志すものとしては、超偉大な人だそうです。
その真鍋さんは、好奇心・探求心をいっぱい持って研究に励まれたそうです。
しかし真鍋さんいわく、今の日本の教育は
そのような好奇心・探求心を育むようなシステムではないと言われていました。

確かに、探求心を持つ前に、
どうしたらいいかわからないと終わってしまっているところがあると思います。
ところが、研究もさることながら、このケアワークと言う仕事も、探求心はなくてはならないものなのです。
何故ならば、人の心や体やその人の人生に関わる仕事だからです。

好奇心・探求心のあるケアワーカーになるために

今、実践者研修などで認知症ケアを学んでいるケアスタッフも多くなってきました。
ここでは、教科書的な実践者研修ではない所で私がしゃべっている内容を
スライドと共に順次アップしていきたいと思います。
好奇心・探求心のあるケアワーカーになるために。

とは言うものの、今のケアの現場は本当に大変ですね。

好奇心・探求心のあるケアワーカーになるために

それでもこのような大変な状況でも、
皆さんは皆さんなりに一生懸命考え、なんとかしようとしています。
そのなんとかしようとしているところを、何とかしたいと思うのです。

そこで視野を広げるために押さえておいて欲しいことを提示します。
この山は鳥取県にある大山(だいせん)です。
伯耆富士と呼ばれる有名な山ですね。

好奇心・探求心のあるケアワーカーになるために

では、この山はどこの山でしょうか?

好奇心・探求心のあるケアワーカーになるために

実は、この山も同じ大山なのです。
形が全く違いますが、岡山側から見るとこんな形をしています。
見る場所が変われば、同じ山でも随分変わってしまいます。

好奇心・探求心のあるケアワーカーになるために

人に例えれば、それぞれの立つ位置からは同じものを見ていても、
捉え方考え方は違っているということですね。

好奇心・探求心のあるケアワーカーになるために

人それぞれに立場が違えれば、見かた捉え方が違うでしょう。
それは普通のことです。
ここで忘れてはならないのは、私たち(ケア側)は、
常に利用者から見られているということです。

その私たちは、意見の相違(見え方の違い)はあるかもしれないけれど、
利用者の幸福を願う気持ちでは同じはずなのです。

だからこそ、思考を柔軟にして、探究心を持つことを忘れてはならないのです。

(つづく)