2020.12.04 | トピックス, 認知症の教室(一般市民用), 認知症の教室(専門職用)
若年性認知症の方との関り(4)「偏見と衝撃」
2020.12.07
RAKU cafe(若年性認知症の方の集い)に参加してきました。
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センター長の石川です
12月5日の土曜日、若年性認知症の方の集いが若江岩田にある花園生活支援センターでありました。
今回は4名の当事者の方とその家族、ケアマネジャーなどのケア担当者も参加、
また見学参加で5地域の包括支援センターのスタッフも来られてました。
集いでは、家族組と、当事者組に分かれ、近況報告などを行います。
私は当事者の方のグループに。
若いスタッフさんが知らない流れていた歌を、一緒に歌えるのは私が同年齢であるからというところでしょうか。
それぞれの人なりに悩みはあるものの、明るい表情の皆さんで、
サポートしているワーカーさんやケアマネジャーさんとの信頼関係も深いようでした。
ただ、集いの後の家族グループからの報告会では、かなり大変な状況の訴えもあったとのことです。
集いでは笑顔の当事者も、家へ帰ると介護者との軋轢が発生するのは当然かもしれません。
当事者を支えるのはサービスの活用など、専門職が何らかの形でサポートしていきます。
しかし家族の心身の疲労に対してのサポートをもっと重要視していく必要があります。
ショートやデイを利用している間、家族は休めてるではないかと考えるのは、私たち側の思い込みかもしれません。
もっと深い心の疲労感を、受け止める人がいないと言えるかもしれません。
認知症の人のケアだけでも心にダメージを受ける家族の方は多くおられます。
若年性の方を支えるとなった時の精神的ダメージはなおさらと言えるでしょう。
当事者の支援と介護家族の支援は両輪と言うのは皆様もわかってもらえると思うのですが、
家族への支援はまだまだ弱いと言えるでしょう。
さて、12月16日には当事者の方々が市役所でのお弁当発注、配達を頑張ってくれます。
市長さんや議員さんにも届けてくれるそうです。
もちろん、私もお手伝いに行かせてもらいます。
市内にはまだ多くの若年性認知症の方がおられると思います。
それもそれぞれ違った状況の中で。若年性認知症の方だけでなく、やるべきことは多々ありますね。
コロナ禍ではありますが、認知症の人のつらさは自粛できないのですから。