2020.05.21 | トピックス, 認知症の教室(一般市民用)
コロナ禍の生活と認知症について(予防編まえがき)
2020.05.23
コロナ禍の生活と認知症について(予防編)
トピックス
認知症の教室(一般市民用)
センター長の石川です。
緊急事態宣言も解除され、外出も普通に可能となりました。
しかし、人の集まるところには行かない、要するに、人と人との距離を置いて生活するということになります。
と言うことは、外出が普通に可能になっても、今まで地域で行っていた様々な活動への参加に制限が掛かるという状況には変わりありません。
つまり、自分自身の心身の健康は自分で守るということになります。
そして、認知症予防は、なにかをすることです。
家の中にいるときは、東大阪で行われている3B体操やトライ君体操、
或いはスローステップや軽い筋トレ(NHKのガッテンのホームページなど参照にしてください)もいいでしょう。これは外出が可能になっても続けられればと思います。
では外に出た時の心身の健康はどうしたらいいでしょうか。
まとめてみます。
①とにかく歩くことです。買い物でも散歩でも構わないのですが、闇雲に歩くのではなく、テンポをつけます。
②まずは早歩きです。しっかり前を向いて背筋を伸ばし、踵から着いて手を振って歩きます。数分早足で歩くだけで、息が上がってくるので、そこでテンポを落とします。
③次にゆっくりと歩きながら、周囲に見えるものに声を掛けながら、道草するかのように歩きましょう。きれいな花が咲いていたら、「きれいに咲いてくれてありがとう」と声を掛けましょう。犬猫に声を掛けることもいいでしょう。
とにかく頭の中で感じたことを声に出して話しかけます。こうすることで脳細胞をしっかりと働かせます。
④少しばかし道草したら、再び早歩きを行います。2~3回これを繰り返します。
⑤早歩きの時に有酸素運動をすることになるので身体機能の維持を行います。そして道草の時に脳の感性を働かせて、脳の機能の維持に結び付けていくのです。
⑥外に出て紫外線を浴びると、コロナウィルスは不活発になるので、お日様を浴びるのは必要なことです。但し紫外線は目や肌によくないので、サングラスを掛け、長袖の服を着て、帽子をかぶり、水分補給できるものを持って外出しましょう。
⑦因みに人が誰もいないときはマスクは必要ないですが、人と行違うような場所ではマスクをして歩きましょう。外であっても歩行者からの飛沫が飛んでくる場合があります。ジョギングしている人のそばには行かないようにしましょう。
(つづく)