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2022.03.22

「ドライブ・マイ・カー」から認知症ケアを考える

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認知症の教室(一般市民用)

認知症の教室(専門職用)

センター長の石川です。
テーマである「ドライブ・マイカーから認知症ケアを考える」
ですが、映画は認知症とは全く関係がありません。

しかし、人の人生や心の内と関わる認知症ケアにとって
全く関係はないとは言えない映画なのです。
映画自体の感想・評価は、人それぞれなので、それはしません。

ただ、
「表面的に見えるいい面や悪い面だけでその人を見るのではなく、
様々な姿があるひとりの人として受け止める。」

というのも映画のひとつのテーマとしてあったのかなと思います。

認知症ケアでは一面しか見ないということが多々生じてしまいます。
でも人は一面から見ただけでは測れないのです。

例えば映画の主人公(西島秀俊、いいですね~!)がいずれ年老い、もし認知症になったとしたら、
その認知症状だけでない、
本人の生きざまに「さりげなく寄り添う」(どかどかと踏み込むのではなく)ことが
大切になってくるのではないかと思います。

苦しみの中でもがいていきた(いる)それぞれの人生。
その苦しみの中に一筋の光を見つけ、見いだすこと。

私たちの仕事は、「ケアの仕事」ではありますが、
一人ひとりの人生から一筋の光を見いだす素晴らしい仕事でもあると思うのです。

映画は3時間です。私は水分を事前に取らず見ました(笑) 
でも3時間、すぐに過ぎます。
大人の映画なので、子どもは連れて行かないようにしましょう。