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2019.04.12

ケア実践者の素晴らしい役割

心の荷物預かり所

四季という名の人生のマイルストーン

桜の花は、日本人だけでなく、最近は外国人にも人気があるようです。
毎年当たり前のようにやってくる桜の季節

一年に数日の心和む姿ですね。

でもそれは、ある意味、人生のマイルストーンなのかもしれません。
(マイルストーン:次の目標、節目、経過点、中間目標点などの意味)

若い人には単に通り過ぎていく季節でも、人生の歳を積み重ねるうちに、
毎年毎年の桜の季節は、貴重なマイルストーンになっていきます。

五月山の桜 満開はいいですね。

かつて、死を目前とした人に、是非とももう一度桜の花を見せたいと願った日々
ようやく咲いた一輪の花を「ごめん」と言って、引きちぎって見せに行ったことを思い出します。(翌日亡くなられたのですが)

一輪の桜花に託した日も

日本にはありがたいことに四季があります。

桜の花だけでなく、5月の新緑、それに続く梅雨、

暑さの中に涼しさを感じるときがいいですね。

夏の風物詩、天の川

夏の星空はダイナミックですが、天の川はなかなか見ることが出来なくなりました。

そして紅葉に雪

秋の主役。少し切なさも感じる季節です。

四季そのものがマイルストーンになっていますね。

雪山はきれいですが、里に積もると大変ですね。

猛暑や酷寒などの厳しいマイルストーンもありますが(苦笑)

 

「今年もまた桜の花を見れたね!」
桜の花をまた見ることが出来た嬉しさ。ひとつのマイルストーンを通過して、また来年の桜というマイルストーン目指して日々を頑張る。

ふさふさ葡萄のような桜房

逆に言えば、来年のことはどうなるかはわからない。
特に私たちが関わる方々は、その要素が強くなります。
だからこそ今の通過地点、桜の花に心和む時を、
大切に深くしみじみと感じることを大切にしてもらいたいのです。

虫害で切られた枝の所にもきれいな桜が咲きました。どんな状況でも花を咲かせることが出来るのです。

その人のそばに寄り添い、
「ほら、桜の花が満開だよ。今年も出会えてよかったね!」
と、声を掛けてほしいのです。
ゆったりと、心潤う時間を過ごしてほしいのです。

それもケア実践者が出来る、素晴らしい役割と言えます。
その方の人生に彩を添える瞬間ですね。

来年また見たいために頑張れる

そしてそのうえで、また新たなるマイルストーン目指して歩き出すのです。